Hela News 2007年4月号 (140号)

ヘラ・スパイス・ジャパン株式会社  茨城県守谷市松ヶ丘1−4−1


ミュンヘンの台所 誕生200年を祝う

ミュンヘンのマリエン広場の裏手にあるViktualienmarkt(ビクトウリエンマルクト)市場は大きなマイバウムが中心に立つ市民の台所 ここに行けば新鮮な野菜や果物、ソーセージ、蜂蜜やジャム、ピクルスなどのほかキノコの専門店やホップのリース、花飾り、花の苗、種物、庭の小人の置物などなど 楽しい屋外テントがいっぱい!!さらに周囲には肉屋さんもズラッと 軒を連ね午前中は出来立てのヴァイスヴルストが食べられます 屋台街の周囲は手軽に食事も楽しめる店もいっぱい!!

1807年8月が幌をつけた移動式屋台が並び始めたとの記録があり

今年8月には誕生200年を祝うお祭りが開かれ 代々ミュンヘンっ子の胃袋を守った大事な市場を幅広い年代が集まって祝う予定



大きなマイバウム 
生ハム・サラミの店 肉屋さんの並び    窓辺の飾り物の店 









Kustermann    ピクルス専門店        キノコの店














左端はマリエンプラッツ側にある家庭用品の老舗Kustermann(クスターマン)
キッチン用品やドイツ、オーストリアの食器類、ガラス製品など何でもある、ミュンヘンでは一番大きな老舗〜包丁や鍋の品揃えはすごい!!

 Viktualienとはラテン語で食料という意味 ヴィクトリエンマルクトと“ア”を強く発音しないと通じないのでご用心

BioのHermannsdorferチェーン店や寿司ネタを売る新鮮な魚屋、魚料理のNordseeやブラートヴルストで有名なBratwursthertzlもこの一角にある

最近は 絞りたてのジュースを飲ませる店がはやっている ここの蜂蜜屋さんにある蜜蝋で作った蜂の巣型のキャンドルや雑貨屋さんのドライフルーツのリース、スパイスのブーケはお土産に最適です



BMWの年金制度 1年が13ユーロ換算

年金資金の枯渇により ドイツでも支給開始年齢が伸ばされ65歳となっているところが日経の報道では2012年から段階的に67歳にまで延長されるとのこと

しかし優良企業ではそれに相応して定年制度も徐々に伸ばされて BMWは従業員に優遇制度あり。

BMWはドイツ国内ではミュンヘンとレーゲンスブルグ、旧東側でも2箇所の4工場、そのほかオーストリア、北米、南アフリカにもあり全体で12万人の雇用、ミュンヘンでは2万人が働いています

BMWでは今現在、定年は65歳と7ヶ月。 さらに2年ごとに1ヶ月づつ延長され2年後には65歳と8ヶ月まで働けるとのこと

現在BMWのミュンヘン工場では週35時間の就労 工場では朝6時から昼の2時には仕事が終わります

残業もあるのですが 社会保険や所得税が高いドイツでは給与の半分以上が控除されてしまうので その分を休暇に当てるほうが得だという考えで 残業分を休暇に当て、年間3ヶ月は休暇があるという  

その分働く人が少なくなってまた残業ということになり 儲かる会社はどんどん休みが増える方式になっているようですね

さらにURLAUB(夏と冬の連続休暇6週間)や クリスマス休暇などには日当換算で125%のボーナスが支給されます

また 勤続年数によって1年ごとに13ユーロの年金がBMWでは加算されます つまり厚生年金プラス 勤続年数x13ユーロ(20年勤続なら260ユーロ)が毎月多くもらえることになります

 給与は・・・

ただし BMWに30年勤続の人(52歳)でも毎月の給与は手取りで1800ユーロ(実質賃金では18万円ぐらいの感覚)で これは他の企業でも 食肉マイスターでもそれほど差がなく やはり共稼ぎでなくてはとても大変だと思われます 

それでなくてもマルクからユーロに変わってから、ずいぶん物価が上がってしまい、普段の生活内容はとても質素であり 最近では街頭で自分の衣料や雑貨、毛布などを広げて売る人も現れTVのニュースでも取り上げられており困窮している人も増加しているようです

昨年65歳になった専業主婦であるミュンヘンの友人は やっと国民年金の支給が始まり喜んだのもつかの間・・・・毎月100ユーロしか出ず レストランの料理の値段も高くなった昨今 夫婦二人で1回食事に出ればもう終り!!と嘆いています

年金不払い〜国際移動活発が要因

日本でも今問題になっていますが ドイツの若者も年金の不払いが増えており、せっかく働いても控除される金額が半分以上もあっては勤労意欲を亡くし、将来は外国で(アジアへの希望者も多い)働こうと考えている若者も少なくなく、ドイツでは年金を払わずに済まそうと考える風潮があり さらに年金の枯渇を増大させる大きな問題となっています

EU統合により 工場移転など急速なグローバル化と少子化による社会保険の負担増は 若者のグローバル化に拍車をかけ、母国への執着を失わせてしまうのでしょうか??


充実するスーパーマーケット トップ30ランクアップ

最近のドイツのスーパーは価格は手ごろながらも商品の高級化、小人数用化が顕著!! 駅ビル地下など立地も良く、デパート並みの商品の豊富さで、サラダ、惣菜、前菜の種類も多くデイスカウント店といっても高級感が漂って充実している 

2006年度の ドイツのスーパー食品部門売り上げランキング〜トップ30 が発表になった 資料afz より

順位

企 業 名

本店 所在地

売上高(単位:百万ユーロ)

対:食品の比率

Edeka-Gruppe

Hamburg

35750

85.7

Metro-Gruppe (Wal-Mart含む)

Duesseldorf

31930

78.0

Rewe-Gruppe

Koeln

31209

71.6

Schwarz-Gruppe

neckarsulm

24000

81.2

Aldi-Gruppe

Muelheim/Essen

23000

81.0

Tengermann-Gruppe

Muelheim

14262

58.6

Karstadt Quelle

Essen

12500

2.2

Lekkerland

Frechen

7233

96.0

Schlecker

Ehingen

5600

95.0

10

Globus

St.Wendel

3570

55

11

Norma

Nuernberg

2850

85

12

dm-Drogeriemarkt

karsruhe

2695

90

13

Barteis-Langness

Kiel

2225

81.2

14

Rossmann

Burgwedel

2222

80

15

Mueller

Ulm

1756

41

16

Dohle  (Hit)

Siegburg

1354

90.9

17

Coop Schleswig-Holstein

Kiel

1323

83.5

18

Buenting

Leer

1230

75

19

Tegut

Fulda

1064

80

20

Netto Nord

Stavenhagen

951

95

21

Woolworth

Frankfurt

875

12.6

22

K+K Klaas+Kock

Gronau

860

85

23

Ratio

Muenster

829

60

24

Ihr Platz

Osnerbrueck

695

78

25

Handelshof

Koeln

614

85

26

Distributa

Saarlouis

589

30

27

Kaes

Mauerstetten

588

60

28

Wasgau

Pirmasens

503

90

29

Feneberg

Kempten

303

91.1

30

Budnikowsky

Hamburg

288

80

注:7位Karstadt,21位Woolworth は総合デパート、スーパーなので売り上げの食品の占める率は少ない

親切なパッキング

近頃の少人数化の家族に対応して 大手食肉加工メーカーでは 新しい包装機械を導入して、コンビニエンスなスライスのパックで数種類で少量づつの盛り合わせパックが主流になっている

また パッケージの裏側にはその製品を主体にいろいろなレシピが印刷されていて 6種類ぐらいのレシピがひとつの製品用に印刷されてロールになってリンキングされており 消費者は同じ製品を選ぶときでも 裏のレシピでまた選択が可能になる趣向






新シリーズ:
世界のビール  
その6:
イギリス

中世期よりAle(エール)と呼ばれるビールがイギリスで製造されました

教会の祭礼で販売されたビールでChurch Ale と名づけられたのが最初で、売れ行きが良く教会を潤すことが出来て 製造する修道士と教会の関係を円滑にしたという

イギリスでは今日、 総人口あたり年間100リッターのビールを飲み干しているといわれ 中瓶にしてなんと200本〜毎週4本は飲んでいる計算(赤ちゃんも含む) 第2の家庭といわれるPubで飲むビールは フィッシュ&チップスがつき物 
音楽とタバコの煙の中 競われるダーツはPubの人気ゲームでしたが1884年のある日 不意に的をそれた投げ矢が他の客の目にささって失明させる事故が起こり 以来ダーツは禁止された記録がある

75%以上が家庭以外で飲まれる

また 驚くことに イギリスでは75%以上がPubなど居酒屋で飲まれていて 家庭での消費はあまりないということ

それほど Pubは親しまれていて 夕食後に、休みの昼下がりに、あるいは朝から、ゆっくり男性人は行きつけのPubへ足が向くのですね

エールビールAle Beer

イギリスの伝統的な、一番飲まれているビールといえばエールビール ほんのり赤く苦味が利いた透明なさわやかな引き締まった味が特徴  エールにはライトエール、ブラウンエールとあるがそれほど違いはなく、オールドエールとなるとかなりアルコール度数も強く、特にBarley Wineという銘柄がオールドエールでは有名である ストロングエールとなると10%のアルコール度数 

それより生産量が少し減るのがラガーLager、またその他にも人気が高いのがモルトをしっかり焙煎した黒ビール・Porter ,Stout(ポーターとスタウト)で苦味が強いビールです

会話のための飲み物〜ゆっくり飲むため冷やさない

もともと黒ビールは食事のためではなく 会話を楽しむための飲み物で 軽く小腹がすいた程度の時におしゃべりをしながら飲まれるものとして広まり 通常Pubで飲まれるようになった

この苦味が利いた飲み物は、あまり冷えていてはうまさが出てこないので普通は13℃が適温とされ、軽く冷やす程度で、室温で飲まれるビールは他にはない 

これらの黒ビールは特に中西部(バーミンガムなど)、北西部(マンチェスター)でよく飲まれています 

黒ビールは色の割にはアルコール度数が少なく(4.5vol%),甘味があって繊細な味を持ち、喉の渇きを潤すには最適なビールといわれている

Bass Pale Ale   バス ペールエール :

創立:1777年
創始者William Bass
ビールの分類:
スペシャルビア 

特徴:
モネの絵(1860年)にも描かれた(右下隅に)一番有名な
唯一皇室御用達のエールビール 
 
:ぬきんでた冴えと香り 

色:赤  アルコール度数:5vol%

グラス:ブリテイッシュ
ヘンケルビアグラス

飲み頃温度:8〜10℃  
注意点
:泡を細かく2cmぐらい厚く注ぐのが決まり

Thomas Hardy‘s Ale   トーマスハーデーズエール: 


製造者:
Eldridge Pope

ビールの種類:Bariey Wine 
特徴: 
イギリスの作家ThomasHardy(1840-1928)の小説The Trumpet Majorの中で賞賛されたビールでそれに名前を由来とする 味:フルーテイーな味わいときめ細かな泡立ち 
アルコール度数:15〜16vol%
適温度:7〜8℃ 24時間前に栓を抜いておく
グラス:チューリップ型