Hela News 2007年2月号 (138号)

ヘラ・スパイス・ジャパン株式会社

茨城県守谷市松ヶ丘1−4−1

戦後50年の構想〜Bio(有機)+エコ〜ものづくりのコンセプト 

ドイツ・バイエルン州南部Glonn村 に Karl Ludwig Schweisfurth(77歳)という有機の先駆者がいます  地ビールでも有名なAyingにほど近いのどかな農村で広大な農地を開発 一大有機農場を開墾し、穀物類を有機栽培〜化学肥料を不使用〜家畜の飼料も有機飼料を与えている

チーズ、パン、ビール、野菜、牧畜、食肉加工まで一貫して行っています  

また子供のための“キンダーガーデン=体験農場”を併設し、自然と触れ合いだけでなく動物の世話、卵集め、ソーセージ作りまで様々な体験をさせています

戦前から父の代からの肉屋を継ぎ ドイツ敗戦後 食料の乏しい中、父の命令でシカゴに行き 自動車産業〜ベルトコンベアでの流れ作業に従事〜それからヒントを得てドイツで流れ作業による食肉加工を考案〜一大食肉加工会社Hertaを創設

その後一転してHerta社を売却し、有機による安全な食品を目指してGlonn村に広大な土地を購入〜20年を経て今 BSEの発生から見直されて今エコロジーな哲学が花開いている

エコの村ヘルマンズドルフ

Herrmannsdorfer(ヘルマン村)と名づけ 広大な有機農場を展開し20年 肉牛、豚(シュベービッシュハル種)の飼育、チーズの原乳は自家牧場のほか近隣の5件の牧場と契約 パン焼き、チーズの製造、食肉用牛、豚の飼育からと殺、加工、販売まで一手に行っている

パン・ビールも自家穀物で醸造  ミュンヘンからだけではなく ドイツ南部の観光の一部として夏場はビアガーデンでジャズコサートを開いたりと多くの来訪者を呼んでいる  

日本からも毎月2グループの割合で視察団が来るとのこと  またここで学んだ日本人が昨年食肉マイスターの資格を取ったとのこと

自分のこれまで歩いてきた食肉加工に対する自分の哲学を実践して 今多くの反響者を呼び起こしている




裏が牧場へとつながる南側の豚舎でのびのびと歩き回るシュベービッシュハル種

 






食肉加工だけでなく チーズ、パン、ビール、ワインなどにたくさんの見習い生が集まる











野菜からワイン、ビール、パン、ジャム、穀物さまざまな有機製品が集まっている店内






豚は幸運を運ぶとされビールの商標にも{Schweins Braeuシュバインスブロイ「豚ビール醸造」・・・幸運の女神だから真珠のネックレスをしている










 有機飼料で育て、と殺後すぐに温体で加工されるハムソーセージも種類によっては発色剤を使用している












お惣菜コーナー・豆腐、豆腐ソーセージ、豆乳等もある

www.hermannsdorfer.de





異常気象続くヨーロッパ  

暖冬で夜でも10℃と生暖かい1月のドイツであったが 19日にヨーロッパ全土を襲った嵐は43名の死者を出した 鉄道、空港、道路全てに影響

 瞬間風速 225km/hを計測

”Kyrill”と命名された

その5日後の24日朝から突然のドカ雪でドイツ南部は大混乱

またもや交通に大影響 ミュンヘンでは市電までも除雪しないと動かない有様 雪には慣れているはずのミュンヘンっ子も車が立ち往生 前日までの気温から15度も下がる冷え込みに震え上がった 広大に植林された森でもたくさんの倒木があり 被害の広さが莫大

世界的な異常気象で農作物への影響はグローバルに甚大になりそう

写真は全て ドイツ・Abentzeitung誌1/20より転載

上:ドルトムントで倒木により若い母親と娘の2名死亡

中:オランダ・ロッテルダム高速道路でトラック横転

下:ベルリン中央駅のガラス張りの入り口の鉄骨が倒壊 8ヶ月目に竣工したばかり!!鉄道の利用客も建物にも入れず大混乱







新シリーズ:世界のビール  

その4:チェコスロバキア〜ピルツビアのふるさと

世界で一番飲まれているビールといえばバドワイザー 

言わずと知れたアメリカのビールです 

 一般的にビールといわれているのは黄金色の透き通ったピルツタイプのものです 

何気なく使っているピルツという呼び名は もとのチェコスロバキア・今のチェヒンにあるPilsen(ピルゼン)で作られたビール・Pilsner urquell (ピルスナー・ウアクヴェレ) が 名前の由来で バドワイザーというとPilsenから南に位置するBudvarという町で作られるBudwiser Budvarが本物なのです

ボヘミア地方は 有数のホップの産地で 最高級のホップが収穫できることで 1842年にドイツ人Josef Grolle が Pilsenに工場を建設したのが発祥の時期です  Pilsner Urquellとは ピルゼンの古い湧き水という意味で いまでは100以上の国に輸出する有名なビールとなっています

左の写真は当時の工場の生産風景ですが 今でもこの門や内部の建物は全て保存されており 門の上部に1842〜1892ときされています この門は今でも怖い警備員が立っていていますが車で中まで進入できます

もちろん中の建物にはビールやボヘミア料理を楽しめるビアレストランがあり ピルツビアが500cc〜1杯30円ぐらいで飲めます 

また資料館やショップも併設、 ビール好きはもちろん出来立てをたくさん車に積んで持ち帰れます

今では別の場所に最新式の工場も建設されホップが効いたおいしいビールが世界中の人に飲まれています


P: Pilsner Urquell (ピルスナー ウアクヴェル)

 産地Pilsenピルゼン市 (チェヒン)

種類:Pilsner

創業:1842年

     世界中でこの味のコピーが出回るほどのピルスビールの最高峰といえる

      アロマとホップの苦味が強く キリッと引き締まった味

味の特徴:どんぐりの実のようなコクのある濃い目の味が特徴

: 黄金色   

グラス
:チューリップ型またはビアマグ

アルコール度数:4.4Vol.%

製造方法:下面発酵

飲み頃温度:6〜8℃

              B: Budweiser Budvar(バドヴァイザー バドヴァル)

産地:Budweis(チェヒン)〜ビール好きのドイツ人のメッカといわれる

            種類:Lager  今でも  ボヘミア王国のビールと称される

        味の特徴:ホップの苦味が効いて、穀物の香りが豊か

色:黄金色  

グラス
:トロフィー型

     アルコール度数:5Vol.%

製造方法:下面発酵    

飲み頃温度:6〜8℃