Hela News 2007年6月号 (142号)

ヘラ・スパイス・ジャパン株式会社  茨城県守谷市松ヶ丘1−4−1




誠実さこそすべて30回目を迎えたIFFA〜2007 

3年ごとにフランクフルトで開催されている食肉機械見本市IFFAで恒例となった 加工品のコンテストは フィンガーフード、カルテスプラッテ、ソーセージ類、ハム・ベーコン類、総合世界ナンバーワンと 様々なジャンルに分かれて日替わりで審査が行われた

特に出品数が多いソーセージ類と ハム・ベーコン類、世界ナンバーワンでは26テーブルに890点の製品が並ばれ 審査員3名1組でじっくり時間をかけて審査が行われた

日本からは28名のエントリーがあり 日本からの意欲ある製品が多数出品された

ソーセージ部門では 4個以上の金を受賞された日本人2名がトロフィーを獲得された 

厳正な審査後の委員長の談では「基本は 製品に対する誠実さ このひとことに尽きる」。安全性、品質、味、伝統、チャレンジ、そして食べる人への愛情、思いやりの心、この全てが「誠実さが一番おいしい」という言葉で表現された

Ehrich schmeckt am besten  (Honesty tastes best)

急速なオートメーション化が進む食肉加工

前回2004年のIFFAとの違いは 食肉機械の先進国ドイツ・イタリア・スペインのみでなく 東欧:ポーランド、ロシア、スロベニアなどからの最新の機械の展示が目立った。 性能的にもほぼ互角で さらにユーロ高によるロシアの優位性が目立った。 またここ2〜3年は急速に大型機械によるオートメーション化が進み、腸詰めもカッターから充填、リンキング、さらに続いて自動でスモークハウスまで流れ自動で出てくる驚くべきオートメーションの最新機器も展示されていた

この大量生産の加工品は特に中国からの注目が集中しており 多数の中国からの来場者を呼んだことがこれからの時代を反映していると言えよう 

来場者は前回比3%の増  ただし日本からの来場者は少なかったように見えた

ブランド力

パッキングのオートメーション化も、様々な要望にこたえるコンピューター制御の包装機械が目白押し。

少量、多種のスライスパックなどに対応できる優れものが注目を浴びている

味・品質の向上と大型機械によるインダストリー化は矛盾するものではなく 伝統の味を固持しながらも低価格で大量に販売するスーパー、デイスカウントスーパー、コンビニでの戦略はこれからますます拡大するし、大きくチェーン展開しているドイツの肉屋(Vinzenzmurr)などのように 創業100年の伝統と数々の受賞経歴をブランド力に自店のみでなく 大きなスーパーにも販売を拡大して(スーパーTengelmannとタイアップ)さらに力をつけて伝統とインダストリーを合体させて成功している



新しい売り方〜家庭で手軽にスペアリブ

こちらはドイツですでに製品化しているスペアリブ 

スパイシーなヘラのスパイスがアバラ肉にまぶされオーブン用フォルムに包んで販売  焼きあがったら添えつけの甘辛い専用ソース(アレグロ)をかけて食べる  フィルムごと焼けるのでオーブンが汚れないのが利点 熱々は本当においしい!!

また右のパッケージはケチャップ別添えのステックハンバーグ

味付けしたひき肉を長い棒にステック状にして加熱・ 消費者は温めて添えつけのアジア風ケチャップをデイップして食べる  子供にも人気の商品  

スナックフード〜バーガー VS ウインナー 45:18   資料afzより

ドイツ外食産業のアナリストNPDグループの情報機関誌CRESTの報告によると2006年度のスナックフードの売れ行きは 

バーガー           44.6%

ウインナー・フランクフルト 18.0%

チキンナゲット        12.6%

デナー ケバブ        11.7%

フリカデル(肉団子)      6.2%

レバーケーゼ(ミートローフ) 3.6%

ギュロス             2.7%

ホットドッグ           0.7%

ドイツでファーストフードを食べた人数は

のべ6億9千万人

ファーストフード業界に落ちたお金は42億ユーロ(7.1兆円)と前年比3%のアップ

常に2位に甘んじているウインナー&フランクフルトは なかなかバーガーとの差を縮めることが出来ないでいる



ソーセージの生産 2年の比較 2005対2006

総生産量は141万トンで前年比―1%とほぼ変わりない

サラミ類は全体の生産量の29%

加熱ソーセージは58%

コッホヴルストは12.8%

3種の総生産卸価格は60億ユーロ

(10.2兆円)

キロ当たりの卸価格は

総合平均で4.25ユーロ(722円)と前年比1.9%上昇している

サラミ類 5.06ユーロ(860円)+1.8%

加熱ソーセージ3.84ユーロ(653円)+2%コッホヴルスト4.22ユーロ717円)+1%

平均で100g当たりの価格は72円

ここに5月のあるスーパーの広告があるが 

店頭売り出しで設定されている価格は参考までに

スライスソーセージで100g:79セント(134円)、

レバーソーセージで100g:99セント(168円)

 

新シリーズ:世界のビール  その7:ドイツ その2

ドイツといえばビール ビールといえばドイツ・・・  そんなイメージが出来上がってしまったようなビール大国になったドイツには 各地においしいビールが数知れずあって 日本のようにどこでも同じ全国規模の銘柄があるというわけではありません 
確かに大きなビール会社がありますが たとえばレーベンブロイが 北のハンブルグではまず見つかりません!  
強いて一番有名なビールを上げるとするとBeck’sでしょうね


Beck’s

1516年ごろビール醸造の純粋法が作られたが、これを正直に守る醸造所は少なく このBeck’sは純粋法を固く守り通して醸造を行っている、まじめな会社である 

会社創業:1873年 ブレーメン 

創始者
Heinrich Beck & Thomas May

現製造者Holding Interbrewベルギー

ベックスは現在海洋航海学校のスポンサーとしてグリーンの帆を持つ帆船を提供しているほか 車、バイク以外の多くのスポーツのスポンサー企業となっているので テレビ画面などで世界中の人に名前が知られている

またノーアルコールビールの製造に力をいれており、0%のビールの製造に成功している。 ビールの分類:ピルス 

アルコール度数:5vol%

発酵工程:下面発酵  :ホップ強い  色:透明でブロンド  クラス:チューリップ型 

飲み頃温度:8℃ :細かく立って消えにくい  料理:魚料理、肉料理によく合う