Hela News 2007年3月号 (139号)

ヘラ・スパイス・ジャパン株式会社

茨城県守谷市松ヶ丘1−4−1

EU-Trend!!〜Bio Aufwind  “有機食品・上昇気流  キーワードはBio 

ヨーロッパの食品開発ではBio(有機)がトレンド〜新商品の切り札〜伝家の宝刀となっています

特にハイグレードな商品として、お店のポリシーやグレードを高めるためにはこのカテゴリーは欠かせません しかも価格が割高にもかかわらず、健康志向、アレルギー対策を重視する意識の高い消費者には高い反応を受けています

先月号でもご紹介いたしましたヘルマンズドルフ(ヘルマン村)のように一大有機村を開墾して注目を浴びている企業もあるように 地方の特色を有利に健康志向とつなげて製品ラインを展開するメーカーが続々と出ています

田舎=健康=有機

この三段論法は消費者にも大変理解しやすく

即売り上げにつながる魅力ある条件となっています  この写真のように“Tirol”チロル地方の田舎の雰囲気を販売担当者も民族衣装を着て売り場に立ち、そのイメージを強烈にアピール!!

ドイツでは現在Bioのシェアは3〜4%といわれています これからもある程度のシェアを取ると考えられています


Bio Wurst の展開

ドイツの大手鶏肉メーカーFrikiもさっそくBio製品の展開を始めました 

コンセプトも”Friki Biolaune” フリキバイオラインと命名 

鶏肉製品のラインチキンのリヨナー、ヤークトヴルストそれぞれ80gパックのほか チキンウインナー200gパックも展開しています   

製品についているBioのマークはEUの統一ロゴです

www.friki.de

ヘラスパイスも現在有機栽培した香辛料の展開をしており、徐々にラインを広げておりますので さらに詳しいご案内をさせていただきます 

メニューの表示にも最近はアレルゲン表示と共にBio有機の表示はおいしいメニューの最大の効果を上げております 

Bioのマークは大きな効果を寄与するでしょう




ミュンヘン名物ヴァイスヴルスト 市長150歳を祝う   


1857年2月22日 ミュンヘンの小さな肉屋でヴァイスヴルストが売られていた・・・・・・という記録をもとにミュンヘンで一番有名な食べ物ヴァイスヴルストの 生誕150年を祝い街の中心マリエンプラッツ(マリア広場)でミュンヘン市長クリスチャン ウーデ氏ら政治家らがソーセージをひねるパフォーマンスを披露した 

横ではフォンツエンツムーアの若い3代目Markus Brandl氏が作業のお手伝いをした

このように 何かをきっかけにしてイベントを行いアピール度を高め ソーセージの売り上げに努力している  (資料:ドイツ食肉新聞afz)




ソーセージが名刺代わり

ワインの評価などで定評のある料理雑誌 “Der Fein Schmecker”(デア ファイン シュメッカー=直訳は・おいしいものによく鼻が利く人・・グルメの達人という意味)が 

Metzger Special”肉屋特集 ドの肉屋ベスト4を発刊

1級の店400店舗を紹介し 手仕事の丁寧さと味と品質を評価している

実際にハンブルグの食肉組合による審査を行い、試食したうえでの結果発表となった 

審査された製品は 腕の良し悪しが明確に現れる究極のソーセージ〜血のソーセージを審査の対象としてドイツ全国からエントリーを集めた

審査されたソーセージは

  Thueringer Rotwurst チューリンゲン地方の血のソーセージ 

     Zungenrotwurst    豚タン入り

     Roten Presssack   タンや皮などたくさん具材が散りばめられたザクセン地方のジュルツエ

      Franklischen Rotgelegten  フランス風 血のソーセージ   など

各地独特のソーセージがあるため 地域ごとの評価となり、それぞれの州とハンザ都市でベスト・メッツガーと評価された企業名は以下のとおり〜(  )内は所在地 (ハンザ都市は省略)

Baden-Wuerttemberg    Kliesingers Durchblick(Tuebingen)

Bayern           Jakob(Gilching) &  Preussner(Hof)

Berlin           Gleich

Bremen            Lang

Hamburg           Durst

Hessen            Rohde( Kassel)

Mecklenburg-Vorpommern   Ruegener Landschlachterei(Bergen)

Nordrhein-Westfalen     urchardt(Essen)

Rheinland-Pfalz        Trix (Pruem)

Saarland           Scherer  (Dillingen)

Sachsen-Anhalt        Munch( Bad Suderode)

Schleswig-Holstein     Jepsen (Flensburg)

Thueringen         Malz(Greisa)

 このように メデイアによる評価は 一般の消費者の関心を呼び、また業界の活性化にもつながり

品質を保持しさらに料理文化を高める大きな力となる 

食品の将来のために大変有意義な活動といえよう

血のソーセージはソーセージ作りの中でも温度管理や肉質の管理などに非常に高度な技術を要し まさに職人の腕の見せ所・・・・・・・ということでしょうか??

もし近くにこれらの店があるなら 真っ先に血のソーセージを買いに走りたいものです

新シリーズ:世界のビール  

その5:

ヨーロッパのビールの発祥は修道院からというのが定説です

前号でも述べましたとおり パンと同じ原料で作られるビールは滋養に富み教会を巡礼する人々ののどを潤わせ今まで発展してきました

特にこれといって特別修道院が多くあったわけでもないこの小さな国土ベルギーで400種類(!!)のビールを製造しているというのは他にはありません

ましてベルギーの国土に住む全ての国民がビールを飲んでいるわけでもありませんが、生産量は莫大なものとなっています  これはワインの生産量を誇るフランスやイタリアにも負けないビールの生産国といえるでしょう

どんなに小さな居酒屋でも5〜6種類のビールが飲め、専門店ではなんと100を超えるビールをおいています

また料理人はビールを使った料理のレシピを多数持っており ビールがなくてはならない国といえるでしょう

Lambic  

ベルギービールの表看板はなんといってもランビック

野生酵母を選別せずに使用したWeizenbierで、酵母がたくさん発酵し続ける甘めのビール 単独で飲まれるよりは他のビールと混ぜられて使用されることが多い 

香りが高く アップルワインのような、またシャルドネイやシェリー酒のような味をかもし出しています

瓶に充填されたあとも、さらに発酵が進んだランビックは“Gueuze”と呼ばれ刺激のある中辛の白ワインのような味でリンゴや時には大黄(Rhabarber)のようなアロマを持ち 食事のビールとして相性が良い

ランビックを始め、ベルギーは様々な材料との混合が試され、伝統にとらわれない新しい味のビールの世界を構築しました 特にサクランボエキスを加えたものは,瓶に充填されたあともさらに発酵がすすみおいしいビールとなりKrieken Lambicと呼ばれている 

 その他にはフランボワーズ入りなどフルーテイービールが多数あり女性にも人気が高い

Lambicは特に秋が一番おいしいビールといわれる なぜなら野生の酵母は夏の暑さで働きが盛んになるため秋口においしいビールが完成するためで 冬を越したものは味がおちると言われる

Bier: Liefmans Gouden BandLambicは様々なビールの源となり 白から赤、青ビールまでがあり赤では最初のメーカーはBrabant,西部ではRodenbachが有名 東部では青いビールを作っており、特にLiefmansが有名  

Liefmans Goudensband  リーフマン 黄金ラベル

Liefmanのラインでは4種類の麦芽とたくさんの酵母を使って綿密な製造工程で青ビールを製造 6ヶ月の熟成と発酵を行い、小さな樽に移しさらに6〜8ヶ月熟成させる 

ビールの種類ではOld Aleに分類される  
この製品には黄金のラベルが貼られ エレガントで刺激のある味が特徴でアルコール度数8%    このビールは夏場に飲むビールとされる  www.liefman.be

 修道院ビール

ベルギーのもうひとつのビールといえば修道院ビール 昔は水質不良のため生水を飲むことが禁止されていたため 修道院でも喉の渇きを止めるには水代わりにビールを飲んでいたこともあって 立ち寄って休息する巡礼者にも振る舞い、巡礼者が持ち帰ることでさらに広まった

Wallonien地区に集中して醸造所があり、Nortre−Dame de Scourmont(Chimayの製造元)、

Rochefort、Notre−Dame d’Orvalの3箇所がある Nortre−Dame de ScourmontはHennegau県にあり3つの中でも一番有名でありChimay Bleu(アルコール度数9%)の名で知られている


Chimay : シメイは修道院ビールの中でもで一番有名

Notre-Dame de Scourtmont修道院が発祥の地 今はBaileuxに新工場が作られている  ScourtmontのChimayと呼ばれる小高い丘で製造されたのが起こりで後にChimayと名づけられた

創立:  1862年   製造者:  Scourtmont修道院

ビールの分類: Trappistenbier クラスAbteilbraeu:暗色 

:フルーテイーアルコール度数:9vol%   発酵工程:上面発酵  

グラス:スウインググラス  飲み頃温度18℃


Duvel : ドユヴェル  1871年創設のエールタイプのビールで ベルギーで一番飲まれているビール  Duvelとはデビル・悪魔という意味 

一度飲んだら病みつきになるほどうまいという意味もある 

 製造者Moortgar brouwerij Nv. ビールの分類:Strong Ale クラス:ダブルモルツ  

 アルコール度数:8.5vol% 発酵工程:上面発酵  :ホップが利いている :黄金色

グラス:スウインググラス  飲み頃温度10℃


Lindemans Kriek : リンデマンズ・クリーク  

Lambic kriek ランビック・サクランボビールの代表

ランビックビールを瓶に充填時にサクランボエキスを加えてさらに発酵させる サクランボはヨーロッパで最大の産地・ドイツ国境近くの最高品質の実を使用しており フルーテイーな味と香りが特徴

製造者:Lindemans Brouwerij N.V. ビールの分類Lanbic アルコール度数:4vol%

発酵工程:上面発酵  :フルーテイー  色:暗赤色  クラス:フルート型 飲み頃温度:8℃